Interview|Yukinaさん
―――自分を大切にできる人は、家族も大切にできる
毎日の“心地よさ”を
育てる理由。
Yukinaさん 美容家 30代
朝、まだ家族が眠っている時間。
静かなキッチンでお湯を沸かし、一杯のコーヒーを淹れる。
窓の外は少しずつ明るくなり、一日がゆっくり始まる。
その時間があるだけで、心に余白が生まれる。
Yukinaさんは、そんな小さな積み重ねを大切にしている。
SNSでは飾らない暮らしや子育てが共感を集める一方で、実際に話を伺うと、その穏やかさは決して“余裕がある人”だからではないことが分かった。
むしろ、忙しい毎日だからこそ、自分で心を整える時間をつくってきた。
その積み重ねが、今のYukinaさんをつくっている。
幸せは、「特別な日」に
あるものじゃなかった。
「昔は、もっと大きな幸せを探していた気がします。」
そう笑うYukinaさん。
何かを達成すること。新しいものを手に入れること。理想の暮らしを目指すこと。そうした“未来”ばかりを見ていた頃もあったという。
でも、子供が生まれてから、価値観は少しずつ変わった。
朝、「おはよう」と言い合えること。家族みんなで食卓を囲めること。何気ない会話があること。
「そんな当たり前が、一番幸せなんだって思えるようになりました。」
特別な出来事よりも、日常を好きでいられること。
その考え方が、暮らしのすべての選択につながっている。
自分を整える時間は、
家族のための時間でもある。
「朝は早いですよ。」
笑いながら話してくれたYukinaさん。
まだ子供が眠っている時間に起き、身支度を整え、家事を済ませ、自分だけの時間を過ごす。決して“朝活”を頑張りたいわけではない。子供が起きたとき、100%向き合える自分でいたいから。
「朝バタバタしていると、どうしても余裕がなくなるんです。」
だから先に自分を整えておく。
すると不思議と、一日の空気が変わる。家族にも優しくなれる。イライラすることも減る。
“自分を整えること”は、決して自分だけのためではない。
その先には、大切な人との時間がある。
「余裕がある日もあれば、
ない日もあります。」
「頑張る」より、
「心地よくいる」。
インタビューを通して印象的だったのは、Yukinaさんが「頑張る」という言葉をあまり使わないことだった。
無理をして理想に近づくより、今ある暮らしを好きになる。今の自分を認める。完璧ではなくてもいい。
その考え方は、子育てにも、自分との向き合い方にも共通していた。
だからこそ、毎日の中に、小さな“心地よさ”を散りばめていく。
それだけで、人は少し優しくなれるのかもしれない。
一番、自分に近いものだから。
そんな話をしながら、自然と「下着」の話題へと移っていった。
「服って、人に見せるものじゃないですか。でも下着は、自分のためのものなんですよね。」
その言葉が印象に残る。
いちばん最初に肌へ触れるもの。誰かに見せるためではなく、自分自身が一日中身につけるもの。だからこそ、“心地よさ”は妥協したくない。
今回着用したYOULについて聞くと、真っ先に返ってきたのは、「本当に気にならないんです。」という着用感についての感想だった。
締め付けも、ズレも、途中で直したくなることもない。だから意識しなくて済む。
「いい意味で存在感がない。」
それは決して印象が薄いという意味ではない。
生活を邪魔しない。動きを妨げない。気持ちを乱さない。
“寄り添う”とは、そういうことなのだと感じた。
「寄り添う」という言葉の、
本当の意味。
インタビューの最後、「寄り添うって、どういうことなんでしょうね。」
そんな話になった。
Yukinaさんは少し考えて、こんな言葉を口にした。
「空気みたいな存在なのかも
しれません。」
必要以上に主張しない。でも、ないと落ち着かない。気づけば毎日そばにある。
それは、人との関係も、暮らしの道具も、そして身につけるものも同じなのかもしれない。
毎日を好きになるために。
暮らしは劇的には変わらない。
でも、朝の10分。お気に入りのコーヒー。家族との会話。そして、自分の身体に正直でいられるものを選ぶこと。
その積み重ねが、一日を少しだけ豊かにしてくれる。
YOULが目指しているのも、そんな存在だ。
頑張る女性を応援するのではなく、頑張らなくても自然体でいられる毎日に寄り添うこと。
Yukinaさんの穏やかな言葉を聞いていると、「心地よさ」とは特別な機能や贅沢ではなく、自分自身をいたわる小さな選択の積み重ねなのだと気づかされる。
今日という日を、自分らしく過ごすために。
その一番近くにあるものから、少しだけ見直してみる。
そんなきっかけを、静かに教えてくれたのかもしれません。